ホテルラオで朝食をとり、ラオス観光局を訪問。
ここでラオスにおける観光の状況について説明される。
ラオスの観光局は1989年に開設された。
観光局の目的は観光の整備とインフラの整備を結びつけることだ。
政府の今後の目標は、ASEAN加盟国ではビザ無しで入れるようにし、
貿易の振興、外貨の獲得をすることである。
ラオスの観光客は年々増加しており、観光開発が進んでいる。
特に気を遣っていることは固有の文化を失わないようにすること、
売春などの夜の仕事を規制することだ。
次に向かった先はASEAN外相会議で使用されたリゾート「ドンチャンパレス」
ドンチャンは「ドンチャン騒ぎ」ではなく、中洲の島という意味。
ドンチャンパレスはラオスに6つある五つ星ホテルのひとつだ。
来年にはホテルの隣にショッピングセンターをつくり、
ラオス各地の名産品を売るらしい。
これは日本の大分県から始まった一村一品政策をヒントにしているそうだ。
ここがセレモニーホール。
ラオスの人は所得の何十倍ものお金を結婚式に使うらしい。
一方でドンチャンパレスのようなリゾート開発には問題がある。
というのは、このホテルの出資は100%マレーシアからで、
工事を請け負ったのは中国の企業で、労働力も中国人。
つまり甘い汁を吸っているのはマレーシア、中国であり、
ラオスはそういった国の食い物にされていることになる。
政府はこの問題に気づいていない。
ホテルが建てば観光客が来ると思って、
どんどん外資によるホテル建設を推進している。
昼はホテルの近くにあるレストランで食事。
小渕首相、小泉首相も食べにきたと言うレストランらしい。
写真はナイ。
次に向かったのは、在ラオス日本国大使館。
大使が休暇中だったので代理で公使が来てくれた。
公使の子息は早大に在学中らしい。
公使は日本政府側の「開発」とラオス川の「開発」の考え方の違いについて説明してくれた。
ついでに公使は「ラオスの蚊は危険だ。昼はテング熱、夜はマラリアになる」と脅してきた。
夜は再びホテルに戻り、夕食を食べた後、インターネットスペースへ。
海外に来てまでインターネットスペースに篭るとは何て後ろ向きなのだろう。
でも、結構日本人がいるんだな、これが。