今日はいつもより早く出発し、

専用バスでパクセを経由して陸路でタイに入り


ウボンラチャタニの空港からバンコクに入る予定だった。


ほとんど移動の一日である。




途中で立ち寄るパクセの市場がラオスでお土産を買える最後のチャンスだ。


しかしこの市場、それ程目ぼしい物も無く

値切り交渉に時間を食ってしまい

お土産は殆ど買えず終い。


とりあえず、ラオスの携帯入れ、ラオスの民族衣装だけ購入。


ラオス出国手続きを済ませ、タイに入る。



ここでラオスの大学生とはお別れ。

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一人泣いてくれた子がいた。

涙を見ると別れが辛い。


ここからは専用バスでの移動になる。





さあて、これからタイに入って夜はタイスキが食べれるぞ、と思っていたら問題が生じた。












私達一行は飛行機に乗り遅れたのだった。






運転手があまりにもゆっくり運転していたのと、

空港までの道を間違えたことによって

40分で空港に着くはずが、100分以上かかってしまった。





専用バスの中で学生たちは眠りに入り、

教授は必死で空港に電話して交渉していた。



「あと5分で着く!待ってくれ」



私は教授の後ろの席に座っていたので

飛行機に乗れるのか心配で気が気ではなく

眠る心の余裕は無かった。




ただ、必死に電話でやり取りをする教授の後頭部を眺めていた。







空港に10分だけ待ってもらったものの(これってすごいことだよね)


空港に着いた頃にはさすがに飛行機は飛び立ってしまっていた。




仕方なく今日は予定を変更してウボンラチャタニという何も無い町の

ホテルに宿泊することになった。



自由時間が結構あったので、

お土産を買いにホテルを出てうろうろしたが、


…何もない。


本当に何もない。


床屋くらいしかない。



どうやらこの街は観光客にとって本当に何もない街だった…。